マレーシア ビジネス ビジネス学部 観光学部 ホスピタリティ学部

日本のインバウンド観光におけるアジアの重要性

マレーシアの正規留学の特徴として、Tourism学部とHospitality学部の人気が高いことがあげられます。
他国の留学先も含めて、日本人学生からの人気も年々高くなっています。

Tourism学部…日本語でいう観光学科。

Hospitality学部…おもてなし学科?難しく言えば人的接客サービス学科?

観光業、サービス業、宿泊業、航空業界などに就職する学生が多い学部です。
何故これら両学部の人気が高まりつつあるのか?
彼らはどんなキャリアプランを描き、Tourism/Hospitality学部を選んだのか?

観光・おもてなし初心者の僕がデータを基に基本中の基本から学んでいきたいと思います。

① インバウンド観光

Tourism/Hospitality学部の多くの学生から聞かれる言葉。

それは「卒業後は日本に戻りインバウンドに関わりたい」という声。

2016年には訪日旅行者数が初めて2000万人を超え、旅行消費額とともに過去最高を更新するなど、日本におけるインバウンド需要はとどまることを知りません。

この訪日客増加は政府の後押しも大きく、ビザ発給要件の緩和や消費税免税制度の拡充などが次々に行われました。

昨年度の観光庁予算は前年の2倍であり、観光立国を成長戦略として捉えた日本政府の本気度が伺えます。

それに合わせ政府は急遽、2020年のオリンピック開催年には今の2倍である4000万人の招致を目標に定めました。

さて、4000万人という数字はどこまで現実的でしょうか?

実は、訪日観光客はそれ以上に増える可能性があるのです。

この理由には、「観光客は近い国を訪れる」という事実があるからです。

例えば、外国人観光客が年間8400万人訪れる世界一の観光大国フランスでは、イギリス人、ドイツ人、イタリア人等の近隣諸国から訪れる人々の割合が高いというデータが明らかになっています。

またこれらの国々は陸路続きのEU圏であり、ドイツやイタリアから自動車、イギリスから鉄道で訪問する人々が約半分であり、近隣都市から飛行機で訪れる人々を加えるとその殆どが近隣国から来た人々なのです。

これは世界中どこも同じであり、アメリカを訪れる観光客はカナダやメキシコの北米/中米からが殆どで、日本に訪れている観光客も近隣のアジアの国からが8割を占めているのです。

今まで訪日観光客の絶対数が少なかったのは、近隣アジアに平均水準の所得で国民が海外旅行に行けるほど裕福な国が無かった、という事が一番の理由です。

逆を言えば、訪日観光客が急増している理由はアジアで多くの国が経済発展し、海外旅行を楽しむ中間層が増加した事が一番の根本的な理由であると言えます。

特に、中国・韓国・台湾の東アジアに比べて、タイ・マレーシア・シンガポール・フィリピン・ベトナム・インドネシアなど東南アジアの経済成長は爆発的なものがあり、日に日に観光ビザ規制も緩和されつつあります。

また、日本の周辺人口は観光大国フランスに比べても圧倒的に多いという点も注目すべき点です。

アジアは中国だけで13億人、ASEAN圏で6億人。対して、EUはフランスの人口0.6億人を含めて5億人しかいません。

また、アジアの人口増加率と経済成長率はEUのそれと比較し圧倒的に高いものです。

将来的に見ると、日本の近隣国に未だ眠っているポテンシャルは相当に高いものです。

フランスに比べ唯一のハンデは、日本は島国ということです。

陸続きでシームレスなEU圏に比べ、日本では飛行機か船での訪問に限定されます。

しかしLCC(Low-cost carrier, 格安航空会社)が浸透するにつれ、飛行機での移動コストは下降の一途。

2020年オリンピックの短期集中型の観光脚訪問に備え、地方空港や港湾施設の整備が進み、訪日観光客の受け入れという意味でのシームレス化は進んでいます。

確かに、これらのデータを見ると日本のインバウンド観光においては「これからの時代はアジアだ!」と言えそうです。

そんなアジアからの訪日客をターゲットとする中で、どんな事が大事になってくるのでしょうか。

次回に続きます。

テーマ② 日本の観光はイスラム教徒を掴むのがカギ!訪日観光客にみるムスリムの割合
テーマ③ アウトバウンドによるハラルビジネスの未来

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-マレーシア ビジネス, ビジネス学部, 観光学部, ホスピタリティ学部

Copyright© マレーシア留学支援機構 , 2020 All Rights Reserved.