ダブルディグリーとは、マレーシアの大学と、その大学が提携している海外の大学の2つの学位を卒業と同時に取得できるというシステムです。
例えば、マレーシアの「テイラーズ大学」を卒業すれば、イギリス西イングランド大学、オーストラリアクイーンズランド工科大学、その他3校のどれかの学位を同時に取得できます(学科によって得られる海外の大学の学位は異なります)。
現在マレーシアのほとんどの大学が、発展国の大学とダブルディグリーの提携を結んでおり、中には有名な大学と学位を得られる大学もございます。
しかしながら、各大学に特色があり、学科によっても取得できる海外の学位は異なりますので、入学前に確認しておくことをお勧めします。
ツイニングプログラムとは、マレーシアの大学に入学後、その他の海外の大学へ編入できる制度になります。
例えば3年間の大学生活の内、2年間をマレーシア、残りの1年をアメリカやイギリスで勉強し、編入先の大学にて学位を取得するといった方法です。
何年間マレーシアでの学業生活を過ごさなければならないのかは、大学や学科によって異なります。
パンフレットなどの学科紹介の詳細には「1+2」や「2+1」などの記載があり、前者がマレーシアでの学習期間になります。
よって「2+1」といった記載があった場合、2年間マレーシア、1年間を他大学といった計算になります。
加えて、編入先の大学も国や偏差値などが異なりますので事前に確認しておく必要があります。
また誰でも編入できるという訳ではなく、ある一定基準の成績を満たした学生のみが申請する権利を得られますので、その点注意してください。
後ろにつく(Hons)というのはHonorsの略です。
Honorsは直訳すると「名誉」「優等」という意味ですが、
マレーシアの大学の場合、一般的には「卒業時に卒論の提出が必要な学部」を指します。
(オーストラリアでも同様の意味合いが一般的です)。
※イギリスの大学に編入する場合
イギリスでは、最初からhonours degreeの取得を目指すのが一般的です。
卒業時にhonoursの成績基準に満たなかった場合に与えられる学士号はordinary degreeまたはpass degreeと呼ばれます。
卒業時の総合成績によって、first class、upper second、lower second、third classの4段階に分けられ、大学院に進学するには、通常upper second以上の成績が必要です。