「米国大学への編入制度」(ADP,ADTP=American Degree Transfer Programme)のことを指します。
計4年間の大学の授業を、前半2年をマレーシアで、後半2年をアメリカの大学で履修する(2+2)ことで、米国大学の学位を取得(卒業)できるシステムです。
アメリカ以外にもカナダ、オーストラリア、ニュージーランドの大学が対象となる場合があります。
また、「2+2」以外に
「1+3」=マレーシア1年+アメリカ3年で卒業
「4+0」(4年間マレーシアのみで学ぶが、アメリカの大学の卒業証書が貰える)
といったシステムもございます。
ツイニングおよびデュアルディグリーは、卒業資格が得られる大学や学部が指定されています。
ADPは、沢山あるアメリカやカナダの提携大学の中から、通いたい大学(行きたい大学、街)を選べるのが特徴です。
(ただし、「4+0」のADPでは提携大学があらかじめ決まっています)。
例えば、インティ大学では300以上のアメリカまたはカナダの大学が対象となります。
ちなみに、アメリカの4年制大学へ編入する割安な方法として、米国の「コミュニティーカレッジ(コミカレ)」(2年)を経由する方法が知られています。
マレーシアのADPは、学費・生活費共にアメリカのコミカレの1/3の価格ですので、卒業までの留学費用をより圧縮することができる事が魅力です。
ツイニング、デュアルディグリー、ADPいずれの場合も、マレーシアでの割安な学費と生活費を活用しながら、先進国の大学の卒業資格を取得できます。
ADPは、学部ではなく1つのプログラムの名称です。
ADPの中から、学科・専攻を選んで行きます。
例えば、順番としては
ADPに行くことを決める→ビジネス学部→マネジメント学科と決めていく形です。
最初にマレーシアで決めた学部によって、
アメリカで編入できる学部がある程度決まってきます。
慎重に選びましょう。
例)
マレーシアでADPビジネス系学部に入学
→アメリカの大学ではビジネス学部、マーケティング学科に編入
マレーシアでADP工学系の学部に入学
→アメリカの大学では工学部、航空宇宙工学科に入学
多くの大学のビジネス「学部」では、Accounting,Marketing,Economics,Management、どの「学科」を選ぼうと、1年生〜2年生の間にビジネスにおけるすべての基礎的な授業(Accounting,Marketing,Economics,Managementの全ての教科)を受講します。
その上で、最後の1〜1年半は、自分の選んだ「学科」の、より専門性の高い授業を受けるようイメージです。
アメリカ系の大学への転入を考えている場合、
正直、ビジネス系の「学部」の中の「学科」であれば、
どの「学科」でも、転入先はたくさんあります。
(ただし、Accouting、Business Psychologyの学部は、他にの学部に比べると学科移動の自由度が少ないかもしれません)
行くことの出来るアメリカの大学・学部は②つの要素から決まります。
①つ目は年数。
マレーシアの大学に通う年数と、
アメリカの大学に通う年数はの組み合わせは様々で、
基本的には1年+3年、2年+2年です。
ただし、世界の大学ランキング上位の有名な大学は、マレーシア2年+アメリカ4年の計6年通う必要がある場合もございます。
あくまで
②つ目は成績。ADPの成績の高さが行ける大学の選択肢を決めます。
いずれにせよ、大学に行った後に現地のオフィスにADP専任がいるので、都度相談しながら、選択すべき授業や、必要な成績などを理解していく必要があります。
実際に行きたいアメリカの大学が決定している人のためのプログラムではなく、学費を抑えつつ、2つの場所で学ぶ体験をしたい人のプログラムとして弊社は紹介しています。